みんみん * ぞくぞく

最近めっきりおとろえた記憶の引き出しのために・・・民俗のフィールドワークの記録

フィールドワーク

  • 奈良県 川西町下永 キョウ(野神神事)

現在では6月の第1日曜日に行われている。野神祭(ノガミマツリ)は5月5日の端午の節句に行われることが多く、子供のお祭とされていることがある。
下永では東城と西城の2ヶ所で行われているが、西城が雄、東城が雌のジャ(蛇)を縄で作る。
これを子供たちが担いで、野神と称するモリにむかい、西城では木にたてかける。東城では雌は恥ずかしがりやだからと籠に入れて担がれて行き、野神のモリに置かれる。
ジャはそのまま放置されるので、横には前の朽ちたジャが無造作によけられている。
東城ではこのあとコモを道路をはさんだ集落側に子供たちが投げつけて、見物客たちはそれを持ち帰り、玄関先につるす。

   西城の野神のモリ。


   西城のジャ。竹に巻きつけて木に立てかけている。


   東城の野神のモリ。


   籠に入ったジャを担いでいく。


   神事。


   コモの束と農具のミニチュア模型を道に向って投げる。


   コモは編んで下に農具のミニチュア模型をはさんで玄関口に飾る。よく働けるようにだとか。ちなみに自分の家。