みんみん * ぞくぞく

最近めっきりおとろえた記憶の引き出しのために・・・民俗のフィールドワークの記録

美術館

京都に来ました!プライスコレクション。
京都国立近代美術館は展示会場として好きなところ。天井が高くて壁の色が明るいので空間が広く感じられて(実際広いのかもしれない)作品の見える感じが違うような気がするから。
全体的に作品の保存状態がよいのかきれいなものが多かった。
若冲作品はもちろん楽しく鑑賞したけど、特に感動したのは若冲ではなくって、葛蛇玉*1筆「雪中松に兎・梅に鴉図屏風」
全体を墨で塗りつぶしている中の塗り残しの部分が松や梅に積もった雪になってて、迫力があった。カラスとウサギで太陽と月を左右の屏風に描く手法を見立てているとかで、構図的にも面白い。気に入ったので絵葉書を買おうかと思ったけど、実物の迫力には到底及ばず、つまんないので購入はやめてしまった。

*1:かつじゃぎょく=(1735―80)大阪の画家。蛇玉の作品で現在知られているのは4件だけとか。