みんみん * ぞくぞく

最近めっきりおとろえた記憶の引き出しのために・・・民俗のフィールドワークの記録

フィールドワーク

  • 大阪府大阪市 勝鬘院 愛染堂 愛染祭(2005年6月30日調査)

夏祭の一番最初とされており、浴衣も一番最初に着ることができるので別名「浴衣祭」。
勝鬘院 愛染堂(しょうまんいん あいぜんどう)で行われ、現在は檀家の方々が運営されている。
6月30日〜7月2日までの三日間行われているけれども、3日の内2日は雨が降るという伝承から、この時期雨が降ると「愛染ぱらぱら」といわれたりする。
江戸時代この祭りに近所の芸妓さんたちが籠に乗って参り、芸事の上達、商売繁盛を祈願したことから、祭の目玉となる宝恵駕籠(ほえかご)が生まれた。現在は芸妓さんではなく公募によって選ばれた愛染娘と呼ばれるお譲ちゃんたちが乗っている。
6月30日の17時からは多宝塔において大法要が行われる。



   午後4時頃愛染堂前に宝恵駕籠娘たちが到着。 


   金堂前で宝恵駕籠は上に担ぎ上げられてぐるりとまわされるけど、これは近年アマチュアカメラマンさんたちへのサービスではじめたとかで、深い意味はない。


   17時からの多宝塔での大法要。僧侶たちが散華をしながらまわっているところ。