みんみん * ぞくぞく

最近めっきりおとろえた記憶の引き出しのために・・・民俗のフィールドワークの記録

フィールドワーク

  • 葛城山 転法輪寺・葛木神社 蓮華祭(2005年調査)

役行者の命日ということで、成仏し蓮華の座についたと伝えられることから、蓮華祭と呼ばれる。この日にあわせて、山伏姿の行者たちが厳修するようになったのがはじまりである。
昼頃、葛木神社へと山伏姿の行者たちが法螺貝をならしながら進み、神社に着くとその前で法楽をささげ、般若心経を唱えるので、神仏集合の姿がみられる。
その後転法輪寺にもどり、役行者堂の前や本堂の前で法楽をささげ、蓮華を供える。
蓮華を供えると寺の前の道場で、柴灯大護摩供養(さいとうおおごまくよう)が行われる。この時に使われた護摩壇の組み木を使い火渡りの儀が行われる。この火渡りの儀には一般参加もできる。


  葛木神社前で法楽。境内に入りきらないほどの山伏の数はすごい。


  護摩壇。桧葉がかけられてる。


     火がつけられて、護摩供養がはじまる。


  火渡りの儀。煙でよく見えないけど、組み木の上を歩きます。手前には踏めるように清めの塩がある。